sacqueline’s diary

久しぶりに読書にはまりました。読んでいった本の覚書と読書感想です。

軽蔑

アルベルト.モラヴィア (イタリア) 

大久保昭夫訳

 

読後の感想、めんどくさい男。

 

もう一度、出だしを読んでみる。

結婚して最初の二年間は、妻とわたしの関係は完全なものだった。

本当に?

語り手の゙リッカルドが、そう思いこんでいただけなのかも…。

リッカルドは、悩み·いろいろ思いめぐらす·考えるけど、いざ対話になると問題が生じる。

思い描いていたような返事を見いだせない。

相手の話を聞こうとしない。

理解しようとしない。

 

夢・幻覚のなかで、

言ってほしいと思っていたすべてのことを言わせ、とって欲しいと願っていた態度をとらせたのであった。

なんだかなぁ~。

 

小説の構成が、面白い。

楽しく読めました。